About
当研修センターでは、自己修復セメントによる微細ひび割れの自動補修技術、断面修復や表面保護を中心としたコンクリート復元工法、さらに意匠性と耐久性を高める左官技術について学びます。材料の特性や施工方法、実績事例を通して、設計・補修・仕上げまでの一連の流れを理解し、構造物の長寿命化と品質向上に貢献できる実践力を養います。
Programs
.01
コンクリート復元工法研修(４日間コース)
本研修では、コンクリート復元工法の基礎知識から実践技術までを総合的に学べます。施工要領やSDGsとの関係、使用機器の取扱い、品質管理の基本に加え、左官技術や補修成形、意匠復元などの実技を通じて、劣化したコンクリートの補修・改質・美観再生までの技術を習得します。営業用提案力も身につけられます。
長寿命化コンクリート復元工法（５日間コース）
本研修では、コンクリート構造物の「長寿命化」や「再生」を実現するための技術や知識を体系的に習得します。単なる見た目の修復ではなく、構造物の延命・性能回復・持続可能な保全を目指す目的があります。「長寿命化再生工法基礎講座」として、構造物の耐久性向上や再生を目的とした内容で、再アルカリ化や改質といった長寿命化技術を中心に学びます。SDGsへの対応や営業面まで幅広くカバーし、実践的な現場対応力を養う構成となっています。
.02
自己修復セメント（３日間コース・５日間コース）
本研修では、左官技能の実技訓練を中心に、3日間・5日間のコースで行われます。壁面や床面の基本練習から始まり、担当講師による鏝（こて）や材料の扱い方の指導があります。さらに、ポセイドン基礎講座では、座学と実技を通じて防水効果や自己修復機能、施工要領を学びます。5日間コースでは、塗床防水の実技や多孔質ブロックの防水性能試験、塗壁長寿化工法の解説と試作品作成、研修資料や営業ツールの活用法まで含まれ、実践的な知識と技術を習得できます。
受講者の声
Testimonials
実際に研修を受講した方々の声をご紹介いたします。
左官職人 ４０代男性
従来の日本伝統左官業に２０年間携わり、経験を積んできましたが、今回新しい技術を学ぶことで、改めて自信を深めることができました。これからの時代に求められる新たな技術として、大きな価値を感じています。
建設業現場監督 ３０代男性
学生時代は土木建築の専門分野を学び、現職業務に追われる日々でありましたが、今回受講したことで自己修復する建築を創ってみたいという気持ちになれました。
建設コンサルタント ５０代男性
日本の建築コンクリートの寿命について、ローマンコンクリートの歴史を振り返り、そのエビデンスを学ぶことで、建築物の長寿命化に関する具体的な知識を得ることができました。今後の業務において、この知識を活かした提案を行いたいと考えています。
